▼九州横断特急と車窓風景
本来九州横断特急は大分県別府から豊肥線、鹿児島本線、肥薩線を経由して熊本県人吉まで走る列車ですが、昨年の九州北部豪雨災害のため人吉~熊本~宮地間及び別府・大分~豊後竹田間で運転しています。
この列車の客席は木目調の落ち着いた雰囲気で美しい 球磨川の眺めを楽しめるように窓は大きくつくられています。
▼人吉市内散策
午後1時前人吉駅に到着。人吉駅名物駅弁「鮎ずし」をゲット、市内散策用に電動自転車を観光案内所で借りました。ちなみにJR利用の場合、4時間以内で1000円が600円となります。初めて乗りましたが最初出る時加速され急発進するような感じですが慣れれば快適です。
人吉市内散策
初体験の電動自転車で先ずは先程買った駅弁を食べるため人吉城址(別名:繊月城)を目指しスタート。
球磨川を見渡しながら食べる鮎ずしは、絶品でした。人吉城址に登る途中出会った地元のお婆さんの話によれば最近球磨川の水量が減少し年々急流下りが困難になってきたと言っておられました。その急流下りの船が対岸に数艘係留しているのが見られました。
人吉城址からの素晴らしい眺めと鮎ずしを堪能した次は、道順から行けば繊月酒造へと続くところですが、ここでは試飲が出来ると言うことを聞いていたので、飲酒運転にならないよう最後に楽しみを残しておくことにし、次の国宝青井阿蘇神社へ行くことにしました。ここは名前からも推察できるように、阿蘇神社から三神の御分霊が祀られている神社です。正面の大鳥居前にある赤い橋を渡り、次に少しこぶりな赤い鳥居をくぐって行きます。
続いて幽霊の掛軸で有名な永国寺へ、ここには幽霊が出たという池も本堂裏にあります。又明治10年田原坂で敗れた西郷隆盛が、八代より逃れ、当時すでに人吉城址は取り壊されていたので、ここ永国寺に本営を設けた所です。永国寺の門前を真直ぐ行くと人吉城跡です。
いよいよ本日のメインイベント「焼酎の試飲」。繊月酒造に向けペダルを踏む
足も軽かった(電動のせいかも)約15分間の工場内の説明が1時間にも感じ
られ、やっと試飲コーナーへ、8種類の焼酎と氷、水のセットが各テーブルに
配置されていました。本日最終案内で見学者は私を含め2名、一人の方は千葉
から来られた男性で私とほぼ同世代の人でした。二人で早速ロックで飲み比べ
を始め、それぞれが、すきかってな御託を並べては飲み、を繰り返し8種類の
焼酎を結局3杯づつ飲み、さらに販売されている商品のなかで、一番値段の高
い商品の試飲までさせてもらいました。(感謝!)
帰る時に気がついたのですが、ここには「繊月足湯」もありましたが、酔いが
回りそうなので今回はパス、日の明るいうちから赤い顔をして自転車を押しな
がら人吉駅の観光案内所まで帰りました。