そろそろ来年の暦(カレンダー)を準備する時期になりました。
現役サラリーマン時代は、会議、出張等が多く休日、祝日が気になって
いましたが、今は病院の予約とゴルフの日を忘れないようにカレンダー
に記入するのが関の山。
暦と言えば、私たちの生活の中にしみこんでいる、「立春」「冬至」
と言った季節の考え方があります。この考え方は旧暦の考え方です。
旧暦とは太陽と月の周期を併せて使う「太陰太陽暦」です。
地球が太陽の周りを一周する時間の長さを一年とするのが、太陽暦。
月が新月から次の新月になるまでを一ヶ月とするのが太陰暦。
この二つを組み合わせているのが旧暦です。
大まかに言えば、太陽でわかるのが季節、月でわかるのが日にちです
旧暦は各月の一日は必ず新月で、8日前後が上限の月、15日前後が満月
空を見上げれば月の満ち欠けで日にちがわかる。
なんてシンプルなカレンダーでしょう。
新暦と旧暦では1ヶ月くらいのずれがあります。
それに伴って、昔とは季節感がずれてしまった行事があります。
旧暦の一年の始まりは立春に近い新月の日です。
お正月(1月1日)は、旧暦では立春の頃(現在の暦の2月頃)にあたります。
年賀状に「迎春」と書いたり、新年のセールを「新春大売出し」と言ったりしますね。
1月なのにどうして春?と思ったことがあるかもしれませんが、これは旧暦の正月が
立春の頃だったことの名残と言えます。
私が旧暦に興味を持ったのは、自然が好きだからです。
今までと違う時間軸が自分のなかにできるのも面白いですよ。
旧暦の季節感を味わおう!!
参考文献:日本の七十二候を楽しむ/白井明大