浜田に行ってきました『三隅神社のつつじ』
毎年5月3日~5月5日にはつつじ祭りが開催され、多くの観光客で賑わっています。
と、いうことで最終日の5日、つつじ観賞に行って来ました。
中国地方屈指のつつじの名所。地域の人々の手でつつじの植栽が始まり、その数は5万本と言われています。
つつじ祭の際は、近くの河原に臨時駐車場が設けられます。
目の前の山全体がつつじに覆われていて圧巻です。
つつじの山を遊歩道で登ることもでき、上からの眺めも綺麗です。
思った以上につつじがたくさんあり、高台からみると壮観です。
三隅神社の神楽殿では石見神楽が舞われていました。
見た演目は「黒塚」(くろづか)でしたが、その時少し違和感を感じました。
登場人物に法衣を着た高僧が登場していました。
神楽と言えば、神職によっての神事と思っていたので、まさかお坊さんが
出るとは思ってもいませんでした。まさに神仏習合。
日本人は、誕生(お宮参り、七五三)と結婚を神式で祝い、葬儀は仏式でと言うのが一般的ですが
もしかして神道と仏教でうまく棲み分けが出来ているのかも?
三隅神社から約2km先の高城山の中腹にある龍雲寺(りゅううんじ)というお寺も
つつじと庭が素晴しいと聞き足を延ばすことにしました。
急な山道を進むと少し広いところにお寺の入口へ到着です。
龍雲寺山門前に広がる広大な庭園は、それまで棚田だったものを日本庭園にしたものだそうです。
斜面一帯にはつつじが植えられており、少し長めの参道から観るつつじは見事です。
静寂な中に丹精込めたつつじなどの花々、心穏やかなひと時を味逢うことができました。
本堂の天井には、「狩野法眼惟信」が描いた龍の絵があります。作品名は「八方睨の一疋大竜」
とありますが睨まれているというよりは、どこか優しい印象を受けます。
この龍雲寺は拝観していて、もみじの木が境内に多く植えられていたので紅葉時期も
又素晴らしいと思います。