12月1日、2日倉敷・児島へ一泊二日のドライブに行ってきました。
岡山県倉敷市は主に倉敷、児島、玉島、水島の4地区から構成されています。
倉敷市は現在も古い町並みが各地にありますが、今回はその中でも特に有名な、
市中心部の倉敷美観地区を訪れました。倉敷川を中心とした商人の町で、
1979年に伝統的建造物群保存地区に指定されました。白壁に、なまこ壁
などが特徴的な町並みで、一部が適度に観光地化される一方、未だに多くの
人々が暮 らしているのが自然で魅力的でした。
そして港町である下津井と玉島や、藤戸町、連島町などに残る町並みも非常に
すばらしいものですが、今回は下津井を訪れました。
美観地区にある食事処の一つです。ここの名物
である「たかきびめん」なるものを、食べて来
ました。たかきびを主に国産小麦と合わせ練り
上げて打った 麺です。蕎麦とは全く異なる味
でした。麺は腰の強さとつるつるした食感が
特徴的でした。食べ方も又大変ユニークで、
この麺は熱に弱いそうでしゃぶしゃぶを食べる
ように、鍋の出し汁にさっとつけて食べます。
具材は別容器に盛られています。
とろろで食べるところは、更科そばでも同様に
食べたことがあります。
江戸後期に製塩業と新田開発で財を成した野崎武左衛門が天保4年(1833年)頃から
建築した大庄屋屋敷。約3000坪の敷地には、枯山水の庭園、約 42mの奥行きがある
主屋、表書院、土蔵、茶室などが点在する。水琴窟の音色も楽しめる。雄大な規模の
上層民家で屋敷全体の構成も貴重であると、国の重要 文化財に指定されている。
野崎家塩業歴史館も併設され、6棟の土蔵のうち2棟の展示館に塩業資料や民具を展示
している。
由加山とは
厄除けの霊山として、また岡山藩主の祈願寺として参拝がたえない由加山は、
瑜伽の権現さまとして名高く真言宗御室派の寺で別格本山の格式を戴いた
古刹です。
本尊に十一面観音をお祀りし、中国三十三観音霊場6番札所となっております。
総本殿(祈りのゾーン)、客殿(拝観ゾーン)、奥之院(文化財ゾーン)の
三つのゾーンが有ります。(蓮台寺HPより抜粋)
この寺に円山応挙の襖絵があるとの話を聞き、早速行ってきました。(撮影禁止)
円山派始祖である、円山応挙絶筆の作品。(最後の作品)
写生を重視した画風で鶏の親子が仲睦まじく描かれています。本図は応挙が
亡くなる2ヶ月前に仕上げた襖絵です。
その他この客殿宝物館には、県指定重要文化財である殿様「御成の間」等が
あります。
又客殿別棟にて、予約すると精進料理を食べさせてもらえます。
★雑学
神社と寺の違いは?
「何はなくとも寺や神社を発見すれば、些少の
小銭を投げ入れて祈る」そして神社であれば
柏手を打ち、お寺では合掌して拝礼をします。
これが私の神社、お寺へ行った時の参拝作法
でした。
今回参拝した蓮台寺は、お寺と言うことで
合掌して拝礼するものだと思っていた所
前にいる別な参拝者の方が柏手を打っていた
のを見て、私もつられて間違えないようにと
思って前列へ出て拝礼しようと、ふと前を見
ると写真の説明がありました。
よくよく見ると「ごんげんさま」とありますが、権現(ごんげん)は、日本の神の 神号の一つ。
日本の神々を仏教の仏が仮の姿で現れたもの
とする本地垂迹(ほんじすいじゃく)思想による神号である。(出典:ウィキペディア)
★教訓
①人の思い込みほどいい加減、適当なものはない
②思い込みを捨てれば人生は変わる
下津井へ来た理由は何と言っても「下津井ダコ」を食べることと、瀬戸大橋
をじっくり見ることです。
◆下津井ダコ
下津井沖で水揚げされるタコが「下津井ダコ」として全国的に有名です。
秋から冬のタコは「寒ダコ」と呼ばれ、一年の中でももっとも身が締まり
旨味が凝縮されています。又タコの足を広げ、寒風に晒す「干しダコ」は、
倉敷市下津井地域の冬の風物詩となっています。
◆瀬戸大橋
今まで何度か車で通行したことはありましたが、これほどまじかでじっくり
見るのは 初めてで瀬戸大橋の雄大さを実感しました。鷲羽山にある某ホテ
ルに到着した午後四時半すぎに、太陽がそろそろ瀬戸内海に傾きかけた時の
瀬戸大橋は、印象的でした。
◆むかし下津井回船問屋
昔の回船問屋の一軒を修復・復元して資料館とした建物、当時の商家の暮ら
しぶりや、 生活や商いに関わる展示品などが見られる。又昔の下津井の
写真が電光パネルとして展示されていて、枚数も多く、昔の下津井の街並み
が良く分かります。