観音滝(断魚渓観音滝県立自然公園)
島根県江津市桜江町の断魚渓観音滝県立自然公園内にある観音滝に行ってきました。
この滝は、江の川の支流鹿賀谷川が、石英斑岩質安山岩の大岩壁を高低差約50メートルの瀑布となって落下するもので、県下有数の名瀑となっています。石英斑岩と安山岩の岩幅8mの間に、白布をかけたようにかかり、落差50mあまりのところを3段に分かれて落下する。
(出典:江津市桜江町観光案内)
剥き出しの岩盤に流れ落ちる豪瀑。写真では伝えきれません。
流れ落ちる水が白布のように見え、結構な高さのある優美な滝でなかなか良い滝です。
水量が少なめなので、水の勢いに圧倒されると言うよりも、巨大な岩盤のインパクトが大きかったです。
滝のそばに、地蔵さん(観音様)
江戸時代中頃、山本と言う長者のおじいさんが滝の上流の渕の石の上で休んだ時にタバコ入れのドウランを忘れ、取りに帰ったところ、ドウランを振り回している竜を見てしまいました。姿を見られた竜は怒って、山本老人の屋敷近くの田畑を荒らすようになったそうです。
それを恐れた山本老人は、滝のほとりに観音様を安置して竜の怒りを鎮めました。以来、観音滝と呼ばれるようになったそうです。