今回の温泉はあれこれ迷った末、熊の川温泉にきめました。
決めては、ぬる湯と日本有数のラドン含有量。
熊の川温泉の特徴
熊の川温泉郷は、約38度のぬるめの泉温とぬるぬるした心地良い肌触りという特徴から、
「ぬる湯」と呼ばれています。
温泉の成分としては全国的にも貴重な放射能(ラドン)泉です。
泉質 単純弱放射能泉(低張性アルカリ性温泉)
効能 全国有数のラドン含有量と、体にまとわりつくような柔らかな湯触りが特徴です。
PH:9.3 泉色:無色 泉臭:無臭、
温泉の成分としては全国的にも貴重な放射能(ラドン)泉です。
ラドン含有量 34.62マッヘ/kg
ぬる湯と呼ばれるとおり、夏場に入るには「心地よい」温度で30分ぐらいは入って
いましたがのぼせることなく、湯上り後は何となく温泉の薬効が体に浸み込み
ぬるぬるした心地よい肌触りでした。
【行程】
9月2日(金曜日)
広島---虹ノ松原(唐津)---鏡山展望台---唐津城---波戸岬
9月3日(土曜日)
波戸岬---呼子(七ツ釜)---名護屋城博物館---熊の川温泉
9月4日(日曜日)
熊の川温泉---広島
虹ノ松原は佐賀県唐津市にあり、唐津湾沿岸に広がる松原。国の特別名勝に指定され、
日本三大松原のひとつに数えられます。
全長約5km・幅約1kmの松林が続き、約100万本の松が植樹されているそうです。今回はあいにくの雨で海岸へは行かず、車窓から松林を眺め、虹ノ松原が眼下に見渡せる鏡山展望台へ向かいました。
鏡山は標高284m、赤い鳥居をくぐって登山用の車道を進んでいきます。数分後、駐車場へ到着しました。
鏡山から見た虹の松原や、唐津城の天守閣から見るとスケールが大きくカーブを描いた海岸線が美しく見えます。ここから遠望すると松の密林が如何に長大かがパノラマのように判ります
唐津湾に突き出た満島山に築城され 東に松浦川の河口 北に唐津湾を望みます
山頂に本丸があり その西側に二の丸や三の丸が造られたそうです
唐津城は、東西に延びる松原が両翼を広げた鶴のように見えることから、
別名「舞鶴城」と呼ばれています。
城へは長い階段を登って行きますが、今日は雨がふるので、エレベータ(有料)で登りました。
天守閣から観る眺めは最高です!。虹の松原も宝当島も一望できます。
城内は空調設備がないので今日のような雨の日は、何より風が気持ち良かった。
唐津城の麓の「ある学校」で見かけたオブェ。
最初目にした時??~と
唐津神社の向かいに建つ施設で、"唐津くんち"の曳山の展示場です。
博多・長崎と並び、"日本三大くんち"とされていて国の重要無形民俗文化財にも
指定されています。
曳山は、木組みや粘土の原型の上に和紙を数百回張り重ね、更に麻布を張り、漆で塗り上げた上で、金銀等を施して仕上げているそうです。その製作には、2年前後を要するのだとか。
唐津市鎮西町にある景勝地。草原が広がり、近くには海中展望塔もあります。
また波戸とハートを掛けてハートのモニュメントもあります。
玄界灘の水平線が見渡せるところなので、気候が良ければ海に沈んでいく夕景は格別だろうと思います。
今日は雨も上がり、宿をチェックアウトし先ずは遊覧船イカ丸でクルージング。
イカ丸は港を出たら速度を上げ全速で10分ぐらい走ると、岬が見えてきて速度を落としました。
さらに遊覧船は先へと進んで、七ツ釜が見えてきました。
これは、玄武岩がその波の荒々しさで知られる玄界灘の荒波に、さらされ浸食されてできた
景勝地なんです。
ダイナミックな風景で、岩の質感など近くでみると見入ってしまうほどでした。
七ツ釜周辺は釣り人に人気のポイントだそうで、玄武岩の柱状節理が特徴的な岩場には釣り人が数人いました
名護屋城跡の横に名護屋城博物館があります。
立派な建物に驚きました。館内には、名護屋城にまつわる展示がされています
そしてこの博物館は入館料は無料で、フラッシュをたかなければ撮影OKです
今回は時間が無くて名護屋城跡を探索できなかったのが心残りです。
博物館から、丘上に築かれた城跡を眺めたところです
今日の宿は、店主が作る手づくり豆腐を使った豆腐料理が売りの宿です。
そこで出会った言葉が写真の「豆腐の文」です。気に入って、写真に取ってきました。
「豆腐」
信仰は、お豆腐のようになることです
豆腐は 煮られてもよし
焼かれてもよし 揚げられてもよし
生で冷奴で ご飯の菜によし
湯豆腐で一杯 酒のさかなによし
柔らかくて 老人 病人の お気に入り
子どもや 若い者からも 好かれる
男によし 女によし
貧乏人によし 金持ちによし
平民的であって 気品もあり
上流へも好まれる
行儀よく切って 吸い物となり
精進料理によし
握りつぶしてみそ汁の身となり
家庭料理に向く
四時 春夏秋冬 いつでも使われ
安価であって ご馳走の一つに数えられ
山間に都会に ・・・ ドコでも歓迎せられる
貴顕や 外客の招宴にも 迎えられ
簡単なる学生の自炊生活にも 喜ばれる
女は特に 豆腐のようでなければいかぬ
徹した人は 豆腐のごとく柔らかくて しかも形を崩さぬ
味がないようで 味があり
平凡に見えて 非凡。
「信仰はお豆腐のようになることです」と、豆腐を信仰のありかたの比喩として書かれていますが、そのわりには豆腐の魅力をしっかりと語っている所が面白いです。
しかし最後は「平凡に見えて非凡」と本来の主旨に立ち戻ってまとめているところが素晴らしい。
「原文のまま」とありますが、何が原文かは不明です。宿の人に聞くとお坊さんが書かれたとのことでした。
翌日は台風12号が接近してくるため、朝一番で広島に直帰しました。