東広島に美味しい蕎麦のお店があると聞き早速行ってきました。
『源五郎』はミシュランガイド広島2013年特別版に掲載されたお店だそうです。
(☆はもらっていない)
お店は古民家風で大きな木のカウンターやテーブルでぬくもりのある雰囲気です。
蕎麦は石臼引きだからか、ややボソボソした食感ですが、石臼の蕎麦を見ると、緑味の甘皮がついており、素朴な蕎麦の香りが楽しめるので石臼引きならではの良さもあるように感じました。
【天おろしそば】
蕎麦は更科です。
味は悪くはありませんが、長さが少し短めで、すする楽しみに欠けるのがちょっと不満でしたが、天ぷらサクッ。エビ天、野菜天が数種類、大根おろし等が入っており結構なボリュームでした。
【きなこそばおはぎ】
一口サイズで、デザートにぴったりです。そばなので独特の風味があり、中にぎっしりつまったあんこと合って美味しかったです。
【蕎麦羊羹】
珍しいと思い持ち帰りで追加しました。ねっとりした、柔らかい羊羹です。甘さとても控えめ。
おはぎをあっさりさせた感じで外郎のような羊羹でした。
源五郎へ行く途中、筆の里工房の案内板見かけ帰途に立寄りました。
なでしこジャパンが国民栄誉賞をとった時の筆で有名になったところです。
広島県安芸郡熊野町にある産業博物館。平成6年(1994)創立され
経済産業大臣指定伝統的工芸品の熊野筆を紹介しています。
各種筆や文房具、工芸品などの展示のほか、筆づくり工程の実演、体験プログラムなども行っています。
【化粧筆】
女性必見!化粧筆を買うならば熊野筆セレクトショップで!
筆の里工房1階にあるセレクトショップ。ここの化粧筆の品ぞろえは本場だけあってかなりのものです。その上、熊野筆に精通したスタッフが常駐しており、気軽に相談に応じていました。
【書筆】
プロも満足。多くの書筆が揃う熊野の地(多くの著名人も来館されたようです)
化粧筆で注目を浴びている熊野筆ですが、もちろん、書筆においても素晴らしい
熊野筆が存在します。
セレクトショップでは、筆の試筆をすることも可能です。書き味、持ち味を確かめながら、自分のお気に入りの一本を選ぶことが可能です。
字の上手な人を達筆と言い、平安時代のトップ3の達筆として三筆がいました。
空海(弘法大師)・橘逸勢(たちばなのはやなり)・嵯峨天皇
空海が嵯峨天皇に、書体に併せて使い分けるようにと、4本の筆を贈ったという事が
文献に残っているそうです。「弘法筆を選ばず」は誤りで、「弘法は筆を選んだ」
と言うのが事実かな?