しまなみ海道の途中の島生口島にある耕三寺に行ってきました。
こちらのお寺は、いろいろな国宝建造物を手本として建てられた模造品みたいな
感じがする寺。寺と云うより博物館かも?伽藍の配置も左右対称の一風変わった
感じです。
五重塔は室生寺五重塔、本堂は平等院鳳凰堂、孝養門は日光東照宮の陽明門を
ベースにしているそうです。日光の向こうに宇治を見るなんて、不思議な感覚を
味わえます。
他に、お母様の為に建てたとされる「潮声閣」は和洋折衷の面白い造りですが、
とても手の込んだすばらしい建物です。
お寺の高台にはモニュメントが置かれた大理石の丘があり地中海気分?を味わえました。
耕三寺入口の山門(京都御所紫宸殿の門を模した
もの)、中(奥)に見えるのが中門(法隆寺楼門
(中門)を模したもの)です。
◆五重塔
鼓楼・鐘楼から階段を上がって一段高くなった敷地に
建っていいる五重塔は室生寺五重塔を模したものです。
◆法宝蔵
五重塔の右に位置する法宝蔵は四天王寺金堂を
模したものです
◆孝養門
五重塔からさらに階段を上がった敷地に建っている孝養門は日光東照宮陽明門を模した
ものです。
◆本堂
平等院鳳凰堂を模したものです。
◆中門を入った所の庭に咲く花
◆未来心の丘(広さ5,000平方メートルにもおよぶ白い大理石の庭園)
地中海を思わせる風景には、青い空が似合うのですが、あいにくの曇り空でした。
この彫刻作品群の間を歩いて回り、石のひんやり感を楽しむことができます。
彫刻越しに見える瀬戸内海の風景も素敵でした。
※日が照っていると、大理石の白い石に光が反射し目が痛くなります。
(サングラスがあればグッド)
◆潮聲閣
潮聲閣は、福岡県直方(のおがた)出身の実業家金本福松(1891-1970)が、
余生を送る母親のために、母の故郷である瀬戸田に建てたものです。
お母様のお部屋の花天井、仏間、庭園まで心配りが見て取れるお屋敷でした。
又お母様のために収集した美術品や茶道具、仏教美術品などが耕三博物館に
展示されています。